大学入学共通テストと浪人生との関わりについて。
センター試験が2020年1月実施の入試で最後になる予定です。
つまり、2020年のセンター試験および本試験において、もし不合格となり、浪人する場合、次の年は、試験の形式が変わってきます。
単純に考えて、それは不利・・(?)
当然ながら浪人を避けようという安全志向は、例年より高くなりそうです。そうすると、やはり志望校のランクを少し下げようか・・等々と考えるのも頷けるのですが。
さて、それが正解でしょうか?
もちろん入試に正解というものはありません。
ただ、ある分析によると、2019年に行われた入学試験ではわりと弱気な受験が多かった。2020年入試に向けての浪人生も少ない・・とも言えるそうです。
不合格になった人は浪人を選択せずに専門学校に進学した者も多く、20年入試は浪人生が少ない。
18歳人口も減るので、基本的に入試の門戸は広いのです。20年も中堅大学に受験者が集まると想定されるので、逆にMARCHや関関同立あたりは狙い目になってきますよね。
(AERA 2019年8月19日)
そして、例年続いている大学入試も、毎年少しずつ変化しているので、むしろ2021年の入試を、大きく変化すると捉えすぎるのも、考えものです。
「大学入学共通テストは、21年はあくまでもセンター試験のマイナーチェンジと考えてください。
だから、あまり意識過剰にならず受験するのが正解だと思います。
入試の変化はこれまでにもありました。共通1次が始まった年、センター試験が始まった年、英語にリスニングが導入された年などに、現役合格率が浪人に比べて極端に高くなった、ということは一度としてなく、浪人に特別なハンデがつくことはありません。
一方、20年は共通テストの前年だから変化がないとよくいわれますが、例年どおりの変化はあるはず。要するに、20年は特別な年ではないということです」
(同上)
引用元: https://dot.asahi.com/dot/2019080900110.html?page=1
さて、受験前から浪人する場合を考えるのは、楽しいことではありません。しかし、事実としてデータを冷静に受け止め、慌てず騒がず・・・
もし浪人する場合も、自分にとってより有利な選択をしたいですネ。
あるいは2019年現在、浪人していてプレッシャーを感じている受験生の方がいたら、是非もう一度自分に自信をもって、頑張っていただきたいです。