大学入学共通テスト情報

新たな「大学入学共通テスト」に関する基本情報を集めています。大学入試改革によって断行されようとしている「見通しの悪い」共通テストに、どう立ち向かうべきか。姿の見え難い「敵」ですが戦うのでなく勝ち取る道を探したい・・・民間英語試験採用や記述式導入の動きにも目が離せません。

共通テスト関連のニュースから

大学入学共通テストは2021年1月16日から実施されそう!

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大学入学共通テストは当初の予定どおり2021年の1月16日から実施されそうな情報が、2020年6月11日現在流れています。結論ではなく、6月いっぱいで決定される見通し。

期日は予定通りか・・

最後のセンター試験が予定通り実施された後、2020年春は、ご存知のように新型コロナの影響で、あらゆる分野で先の見通しが立たなくなっていました。いました、と過去形で書いて良いか現在微妙な只中ですから、文部科学省など当該機関が苦慮したであろうことは、想像できてしまいます。

『大学入学共通テスト』の中身云々でなく、単純に実施時期について考えても、本来の予定通り行うか否かは、じつに重大テーマです。

来年からセンター試験の代わりに始まる「大学入学共通テスト」について、文部科学省は予定どおり来年1月16日から2日間の日程で実施する方向で調整していることが関係者への取材で分かりました。11日から始まる大学や高校の関係者が参加する協議会で議論され、今月中に最終的に決定される見通しです。

(NHKニュースWEB 2020年6月11日)

予定通りの見通しと言っても、現在の課題は、学習の遅れが指摘され懸念される現況下で、本当に予定通りの日程でいいのか、延期はないのかという点です。

延期を求める理由

延期を求める声というのは、圧倒的に休校などで学習が遅れているから。

言うまでもなく全国的な休校の流れがあったため、生徒個人の「勉強」の個人差は仮に置いておいたとしても、「授業が進んでいない」というのは、かなり決定的です。

ここで公立・私立の差があり、一定の私立高校では授業カリキュラムは2年までに終え、3年時は受験勉強に専念、というのは、いまさら言うまでもない事実でしょう。

公立高校の3年生には、受験勉強はもちろんあるけれど、3年時の授業内容を遅れつつも消化しないといけない負荷がかかります。

公立高校の生徒に配慮してという因果関係はありませんが、国立大学協会の永田恭介会長は5月18日にインタビューで以下のように答えたそうです。

「大学入試センターが行う試験は県をまたいで受験生が動かないため、個別試験よりも実施しやすいなどとして、適切な対策を講じたうえで検討してほしい」

永田恭介会長が延期希望を示唆しているわけではありません。しかし、たしかに各県、地元で行われる試験なので、「適切な対策」をしてほしいという意向は理解できます。

 

延期されると私立大学が困る?

一方で、慶応義塾大学の長谷山彰学長は以下のようにコメントしていました。

「受験生の学習の遅れが生じているから不公平と考えて入試を1か月遅らせることで逆に受験生の中に別の格差を生んでしまう。共通テストだけをずらすと個別の大学の入試と重なることが考えられる」

(同上)

 

長谷山氏は日本私立大学連盟の会長です。受験生の総数は圧倒的に私立大学が多く、仮に試験の日程が遅れるとしたら、あらゆる私立大学で日程調整の必要が生まれることは、誰から見ても自明な事柄ではあります。

個人的には「別の格差」の意味がどうも理解できませんが・・

長谷山氏は共通テストの延期に慎重な姿勢だったと、このニュースでは記されていますが、いずれにしても、もう6月ですから、大学入学共通テストに何らかの結論を出していかざるを得ません。

結論を出すしかない・・

新型コロナに関わるあらゆる歪は、誰のせいでもなく、大袈裟に言えば人類みなで乗り切っていくしかない課題でしょう。当たり前ですが。

なので、大学入学共通テストについてだけ裏技のような都合の良い解決法はないことも、また、皆が認識しています。どのように決定しても負の側面はあるので、辛いことだけど、決まったらそのように進めていくしかありません。

入試制度そのものが、今回の休校休業という社会サイクルを根本から見直す機会を得たことで、クローズアップされています。長い目で見て9月入学の制度には仮に実施されたら、メリットは多いのでしょう。

しかし、今の受験生からしたら、今回の受験を無事に乗り越えたいというのは切実。ただでさえ、初めての「大学入学共通テスト」に臨む生徒たちは、もともと不確定要素を背負っていたので、何とか可能な限り、スッキリした形で2021年の試験に臨んでいただきたいものです。

ネットの反響

今日のニュースを受け、やはり反響が多々見られます。

 

 

 

 

 

 

ということで、コメントは十人十色さながらの、本日です。

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