大学入学共通テスト情報

新たな「大学入学共通テスト」に関する基本情報を集めています。大学入試改革によって断行されようとしている「見通しの悪い」共通テストに、どう立ち向かうべきか。姿の見え難い「敵」ですが戦うのでなく勝ち取る道を探したい・・・民間英語試験採用や記述式導入の動きにも目が離せません。

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プレテストの解説をするZ会ーー。しかし、記述式導入に変更はないのか?

   

教育関連のニュースによると、Z会の入試情報サイトである「ミライ研究室」において12月5日に、共通テストの試行問題(プレテスト)に関する解説が更新されました。

その解説の中身では、入学共通テストが、当初の予定通り行われることを前提としています。

 

そもそも記述式は延期されないのか?共通テスト

予定通り行われるか否かは、そもそもZ会の責任ではありません。

しかし、たまたまタイミング悪く(?)、2019年12月5日には、菅官房長官が記者会見した内容が、記述式の導入延期の検討開始のように解釈されたり・・

 

一方で、萩生田文部科学相は、「延期を検討している事実はない」と(わざわざ?)、コメントしたり・・という、不思議な状況でした。

詳しくは、『いっそセンター試験に戻れば?記述式導入が延期されそう』にて。

 

 

ともかく、今、記述式問題は、今後の展開が注視される最中です。

そこで冒頭に戻りますが、

Z会では、プレテストに関する解説のなかで、当然ながら『共通テストでは従来のセンター試験と、この点が違うよ!』ということを、

最初に解説しています。

 

共通テストの数学では、「数学Ⅰ」および「数学Ⅰ・数学A」において、従来のセンター試験にはなかった記述式の問題が加わることになりました。

これに伴い、試験時間が60分から70分に変更になっています。

(https://www.zkai.co.jp/mirai/info-mirai201911/)より

 

これは、Z会として、というより問題を解説する立場としては、当然の注意喚起になるでしょう。

さらに続けています。

 

大学入学共通テスト作成方針では、「数式等を記述する小問3問を作成する」とされていますので、理由や過程を説明させる問題は出題されない見込みです。

公表されている採点基準を見ると部分点はなく、「≦」を「<」と記述しているものは誤答とするなど、

ささいなミスであってもばっさりと減点されてしまうので、

マーク式の問題演習しかしていない人は注意が必要です。

(同上)

 

ということで次に、肝心の、試行調査(プレテスト)の解説に続きます。

 

プレテスト(試行調査)はさすがに研究された。情報処理量が増え、計算量が減少?

 

 

プレテストの解説については、今回の数学問題は、
https://www.zkai.co.jp/mirai/info-mirai201911/ を見てください。

(上の図は問題文の途中になっています。ご参考まで)

 

これらは、プレテストの数学について、Z会の通信教育、高1・高2生向けコースの数学担当が解説したものだそうです。

 

 

詳細をここで示すことはできませんが、注目したいのは、センター試験の数学の問題との違いが、まず述べられていること。

 

内容としては2次関数の最大値を求める問題なのですが、

「ボランティア団体に寄付するために文化祭でTシャツを販売する」という場面設定がされており、

「できるだけ利益が多くなる価格を決定する」という目的が提示されていることが大きな特徴です。

突然、式が出てきて、目的もわからないまま計算を進めるというセンター試験の数学の問題とは一線を画す出題になっています。

 

 

正直、センター試験の数学が『突然式が出てきて、目的もわからないまま計算を進める』問題であると示されているのは、少々、意外ですがーー。

そして専門家が指摘しているので、そうですか・・としか言えないのですが。

 

逆に言えば、長年、センター試験の数学の問題を精査して、やはりプレテストは、「より考察させる」ように意識して作られているとのこと。

 

また、Tシャツの価格についてのアンケート結果が表にまとめられていて、

これを利用して考えるという流れになっていることも特徴の一つです。

「資料やデータ等をもとに考察する場面」が意識されていることがわかります。

(同上)

 

このように、

一方では数学も記述式問題の延期が取り沙汰されており、

一方では、こうしてこれまでのセンター試験問題との違いが、研究されており・・・

 

一体どうしたらいいのかと、

ここで受験生は、もし投げやりになったり動揺したりすると、ひたすらそれが損です。

残念ながら、数学と国語の記述式導入については、まだまだ変更があるか否か、チェックするしかありませんーー。

 

ところで、プレテスト(試行調査)の傾向ですが、ICT教育ニュースでは、次のように結んでいます。

 

共通テストでは数学の活用が重視されており、

背景説明の部分と立式に必要な部分を切り分け、適切に処理することが重視されるため、

情報処理量が増えている分、計算量は減っているという。

(2019年12月6日 https://ict-enews.net/2019/12/06zk/ より)

 

「背景説明の部分」と「立式に必要な部分」を切り分け、適切に処理することが重視される・・・

ゆえに「情報処理量」が増え、「計算量」は減っている。

う〜む。

 

 

ということで、計算量が減っているというのは、統計的にそういう数値が出ているのか、ここでは分かりません・・

いずれ、受験生にとってプレテストは、各種の手段で研究すると思いますが、

一つには、Z会のミライ研究室のサイトを見るのも良いのでしょう。 https://www.zkai.co.jp/mirai/

(このページでたまたま参照しただけで、Z会推奨等の意図はありません)

 

 

繰り返しますが、これら、リンク先の記事については、いつの時点での情報であるか、ご確認くださるようお願いします。

 

 

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