大学入学共通テスト情報

新たな「大学入学共通テスト」に関する基本情報を集めています。大学入試改革によって断行されようとしている「見通しの悪い」共通テストに、どう立ち向かうべきか。姿の見え難い「敵」ですが戦うのでなく勝ち取る道を探したい・・・民間英語試験採用や記述式導入の動きにも目が離せません。

共通テスト関連のニュースから

はっきりして!国立大学は英語民間試験を活用する?しない?

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本記事は「国立大学で英語民間試験を活用するのはどこ?報道が曖昧です」の続きになります。

曖昧なままではじつに困ります。朝日新聞のEduAの記事が、12月7日に、国立大学の活用方針をまとめているので紹介します。

一般選抜において、英語民間試験の成績を活用する大学とは?

 

そもそも国立大学の2020年度の入試とは、試験日は2021年2月〜3月に実施される一般選抜のことです。一般選抜は2019年現在は「一般入試」と呼ばれています。

 

民間試験の成績を活用すると発表した大学は16校。ただし「活用」の範囲が、全学部か、一部の学科かで2種類に別れます。

 

 

*ただし以下は、2019年12月6日現在の情報です。今後の推移もあり得ますのでご注意ください。

(1)全学部で活用する国立大学 (5大学)
東京海洋、広島、九州工業、佐賀、鹿児島

(2)一部の学部で活用する国立大学 (11大学)
秋田、千葉、茨城、東京芸術、金沢、福井、大阪教育、山口、九州、長崎、宮崎

(3)活用をやめる国立大学

北海道教育、室蘭工業、小樽商科、帯広畜産、旭川医科、北見工業、

弘前、岩手、宮城教育、山形、福島、

筑波、宇都宮、群馬、埼玉、東京、東京医科歯科、東京外国語、東京学芸、東京農工、東京工業、お茶の水女子、電気通信、一橋、横浜国立、

新潟、長岡技術科学、上越教育、

山梨、信州、富山、岐阜、静岡、浜松医科、

名古屋、愛知教育、名古屋工業、豊橋技術科学、三重、滋賀、滋賀医科、

京都、京都教育、大阪、兵庫教育、神戸、奈良教育、奈良女子、和歌山、

鳥取、島根、岡山、徳島、鳴門教育、香川、愛媛、高知、福岡教育、熊本、大分、鹿屋体育、琉球

 

(4)もともと活用しないとしてきた国立大学

北海道、東北、筑波技術、京都工芸繊維

(この4種の分類は、朝日新聞のEduAの記事 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191207-00010000-edua-life&p=1 を参照しています)

 

一般選抜以外で活用するという国立大学もあるので要注意

一般選抜以外というのは現在の名称でいうと、「AO入試」「推薦入試」があります。しっかり名称が定着していたAOや推薦の入試ですが、新たな制度では次のように名前が変わります。

AO入試 ⇒ 「総合型選抜
推薦入試 ⇒ 「学校推薦型選抜

 

ややこしいというか要注意なのは、

一般の選抜試験では英語民間試験を活用しないという方針ながら、一般選抜以外、つまり新たな「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」では、英語民間試験を『活用する学部などがある』大学があるということ。

 

つまり大学ごとに全部決まっているのでなく、その学部がどうか・・・を確認する必要があります。

 

筑波大、一橋大、京都大、大阪大などで「活用する学部がある」ということなので、これらの大学の今でいうAO入試や推薦入試を目指す場合は、細かくチェックが必要です。

 

他の変更点もあります。英検のS―CBTはキャンセルで3000円返金が決定 も参照してください。

 

***

 

しかし受験する側からすると、やはり複雑です。

各々の国立大学が、英語民間試験を活用するかしないかを決めたとして・・

もしある受験生がA大学を志望していたけれど、途中でB大学志望に変更した場合、A大学とB大学とで活用方針が異なる場合もあります。

 

あるいは志望校はずっとA大学という受験生が、途中で「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」の選択も可能だということが分かって、「総合型選抜」で受験しようとしたら・・・

同じ大学なのに、英語民間試験の活用方針が、一般と推薦等で異なるというケースも考えられます。

 

 

 

 

先のことを言っても仕方ない・・と、他の件なら言えたとしても、こればかりは困ります。
受験生に不要な負担をかけないように進むことを願わざるを得ません。

***

 

*念の為ですが、これらの記事は国立大学の各々の入試において英語民間試験を活用するかしないかの件です。大学入学共通テストにおける民間試験の導入は、令和6年度をめどに、すでに延期が決定されています。

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