大学入学共通テストに関連して、英検(日本英語検定協会)は、新型英検「S―CBT」について、予約を済ませた受験生でキャンセル希望の場合、手数料を引かずに3000円を返金することを決定しました。
これまでは、返金額は手数料を引いて2500円程度とされていました。この決定の背景には、英検側が、文科省の担当者と協議したことがあるもようです。
新型英検「S―CBT」は2019年11月11日の締切で、これまで29万人ほどが予約。
キャンセルについては、2019年12月に「S―CBT」の受験を継続か、それともキャンセルするかを決める必要があります。
また追加の受験も12月24日まで受け付けるとのことです。
(1)予約申込を済ませた受験生らは、12月に「継続受験」か「キャンセル」を選ぶ
(2)現在の高校2年生以上を対象に追加の予約申込を受け付ける。いずれも12月3~24日にS―CBTのサイトで申し込む。
さらに、(1)で「継続受験」を選んだ受験生と(2)の受験生は、割引価格(例えば準1級なら9800円が6900円)で受験できるようにする、としている。
(2019年11月21日 朝日新聞デジタルより)
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191121-00000024-asahi-soci
この試験が実施されるのは当初の予定通り。2020年4月4日〜7月26日までの間の土日に行われます。本申込みは2020年2月で、その時点で試験日や試験会場を選ぶことになります。
このような決定の背景には、もちろん先日、大学入学共通テストで英語民間試験の活用が延期されたことがあります。受験生にはまだまだ未知数だらけの共通試験かもしれませんが、少なくとも英検との関係は、このように現在変化しつつあります。
英検S-CBT(2020 1day S-CBT、30万人弱が申込した方)は、何度読んでもよく分からないですね。。
ほっといたらどうなるんだろう?
あと、平日夜の選択肢は全く消えたんですね。。インターハイや国体に出場する子や、雨天延長のある競技は、平日夜が頼みの綱だったと思うんですが…。残念です。 pic.twitter.com/hPh5zIzyU4— 各大学の共通テスト利用予定(記述、調査書、配点等。英語民間試験も引き続き。) (@d4JNLEA7KgODkV2) November 21, 2019
キャンセルで全額が返金されることも、受験する場合に割引価格になることも、昨今の変更による受験生の物心両面のダメージを防ぐためということでしょう。
たしかに手数料を引いて2500円だけの返金にすると、日本英語検定協会が批判される対象になる・・・という懸念はあったと思われます。